2012年5月27日 八海山 パラグライダー ― 2012年06月03日
5月27日は、八海山で飛びました。日の池・月の池の雪原から離陸して、八つ峰南面の良好なサーマルで、山頂高度を少し超える高さまで上がりました。
まだまだ上げられる条件でしたが、何と言っても安全な着陸が目下の課題なので、早めに切り上げて降りました。
本当は麓からきっちり歩いて登るはずだったが、朝寝坊して八海山ゴンドラを利用してしまった。八つ峰の鎖場は雪がなくなっていて、問題なく通過。12時半頃、日の池・月の池の雪原に着いた。
雪の上を歩いて、離陸場所を探る。雪原のある尾根状の地形が風を振り分ける様になっていて、西寄りからも東寄りからも入って来ている様だ。
最初は傾斜の強めな西寄りを踏み固めて、離陸イメージを作ってみた。危険と言うほどではないが、しっくり来ない感じがする。1、2回は藪に絡まって、やり直しって事があるかも知れない。
一応、東寄りも見ておこう。こちらは傾斜が緩く準備はし易そうだ。しかし、平らな場所は良さそうに見えて、頭上で風が巻いている場合も多い気がする。風は入って来る様だが、だまされていないか?
風に舞う羽毛を見つけたので、行方を注視する。静かに岩峰の脇へと舞い上がって行った。これにより、東寄り斜面から出ることに決定!
雪面にパラを敷いて、離陸準備完了。
良い風よ、来てくれ!
13時50分ごろ、風が来た。ライズアップ開始!
一発で離陸成功!
最初は8の字で上昇域に入り込む。
安定した上昇風に乗って大きく3回ほど回すと、八海山山頂を少し越える高さまで上がった。
八つ峰の向こうに、越後駒が見える。
まだまだ上げられそうだったが、着陸が下手なのが目下の課題。早めに切り上げて着陸予定地に向かう。
足元の尾根からは距離があるので、まっすぐ突っ切っても問題ないと思ったが大間違い。強烈なサーマルの直撃を下から受け、かつて経験した事のないほど揺すられまくった。
残雪と岩っぽい尾根の組み合わせは侮れない。
着陸予定地の川原も周辺に駐車場や建物があり、そこから上がってくるサーマルでサクサクと降下するわけには行かなかった。
サーマルをよけながら気長に回して降りる事にしよう。フライトエリアと違い、他の人にせかされたりしないのが、とても良い。
緊張の着陸態勢!
川原は十分広いが、風上に当たる南側に低い岡があるのが厄介だ。また、周回アプローチなら、高度処理域になる西側は、堰堤の駆け上がりや道路サーマルで荒れ気味。
と言うことで、変則周回アプローチ。川原の上流部で360度の高度処理を行い、最後の180度旋回は8の字で代用する。
周回1回目。まだ高い。アスファルト程ではないが、川原の砂地からもサーマルが上がって来ているのを感じる。
周回2回目。岡の陰のシンク帯に突っ込むと、対地速度が一気に増して地面に近づく。その後、林の縁で再び持ち上げられる。木々の梢が間近になってきたが、まだ高い。
上昇風に揺すられた機体を安定させて、周回3回目。何だか今度は良さそうだ。
サーマルに踊らされた8の字旋回1セットをはさんで、程よい高さの直線滑空に持ち込む事ができた。
2時半頃、無事着陸!珍しく上出来でした。
八海山を振り返ると、帰路さんざん揺さぶってくれたサーマルたちが、小さな雲になって舞っているのが見えた。
午後3時の八海山。大きな積雲を冠している。
サーマルを自在に乗りこなせる様になるのは、いつの日の事だろう?
八海山登山道沿いの花たち
上の写真は自信を持って、イワウチワ。
これは、オオバカメノキかな?
間違ってたら「バカメッ!」と思ってください。
アカヤシオ。間違いない!
ハルリンドウでしょう。フデリンドウってのもそっくりさんですが。
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