2013年8月14日 ドロミテ到着2013年08月15日

曇り空のドロミテ
ずさんな計画で、本当にたどり着けるか危ぶまれた、今回のドロミテ遠征。予定通り2日目で現地入り出来ました。
8月13日、空路ウィーン経由でインスブルックまで。
8月14日、インスブルックからボルツァーノまで電車(ec)で2時間。1ヶ月有効な往復切符が52ユーロ。中々の混みようで通路の仮座席。
ボルツァーノからカンピテッロまで、バスの便を調べようと、バスセンターに向かいましたが、たどり着けず断念。
駅前からタクシーで、カンピテッロまで126ユーロ。ぼったくられないか心配しましたが、料金の基準表を見せてくれて良心的でした。(帰りのカンピテッロからボルツァーノは100ユーロ。会社によって料金が違うようです。)
以前の記事では、バスなら7ユーロ位だったらしいです。円安が痛い。去年は1ユーロ100円くらいだったのに、今年は130円。t/cをユーロに換えてくれる所、今回は見つけ損ねてます。
今日のドロミテは、曇り時々雨。明日からの好天に期待!

8月15日 コルロデラ ウォームアップ2013年08月16日

サッソルンゴ山群(コルロデラ山頂駅付近から)
---今日は、コルロデラでパラのウォームアップしました。
朝一にメインランディングのチェック。コルロデラ ロープウェイの駅の東に乗馬の牧場があります。その駅よりのロープで仕切られた1区画がメインランディングだそうです。そこだけ吹き流しが設置されていました。大量の馬糞が散乱していたので、曜日に限定があるのかと思いましたが、パラスクールの先生らしい人に聞いたら、everydayと言ってました。南北60m東西200m位でしょうか。十分広いのですが、南側はロープではなく高圧線が区切りになっていて、結構プレッシャーがあります。
帰りに駅で3日間有効なパノラマパスを買いました。44ユーロ。元が取れるほど使うのはパラだと無理ですが、キップを買う時間は相当節約できます。12時15分から13時45分はお昼休みで、ロープウェイが動かないので、その直前に乗りたい時なども断然有利です。
お天気は曇り勝ちで風も北寄りなので、11時近くに出発。マウンテンバイクもハングも積めるでかいゴンドラで、輸送力は抜群。
---長くなったので、
圧巻の光景---省略
テイクオフの様子---省略
曇り勝ちで、北寄りの風(エリアの風としてはフォロー)本気でセンタリングする場面がなく、3時過ぎで切り上げてビールを飲んでたら、雲が上がって、遅い時間までソアリングを楽しむ機体が見られました。明日はもっと遅めの時間を狙っていきます。

8月16日 コルロデラ 2日目2013年08月17日

サッソルンゴにアプローチして見れば良かったのに!
今日は3000mの高度で、西の風15km以下の予報。朝の時点で雲の量は多目なので、11時半頃コルロデラに上がりました。
1本目 :荒れた感じのサーマルと格闘して、コルロデラで標高2900mまで上昇、次はサッソルンゴ!でも岩は日陰。進んで良いものかと、行きつ戻りつする内に集中力が切れてランディングしてしまいました。"垂直に近い崖は風速1mでも、十分なリフトが発生する"っていう解説書の内容を即座に思い出せば、サッソルンゴまで行けたかも知れません。
ロープウェイがお昼休みだったので、休憩。
2本目:15時過ぎに、離陸。かなり荒れた風。達人の方々は、大きく潰されたりしながらも、ぐんぐん上げてポルドイやベルバデーラに遊びに行っていました。しかし、私は1本目で精神力を使い切ってしまった感じで、強いサーマルにヒットしながらも、緊張に耐えられず、あっと言う間にランディング。
エリアに少し慣れてきた感じですが、はっきりした成果は、出ませんでした。

8月17日 行き帰りにパラで移動して観光2013年08月18日

セッラ峠上空からトッリデセッラ
昨日はタイミングを計り過ぎて、あまり良い事がなかったので、今日は、普通に10時からスタート。

1本目 :サーマルはありますが、飛び続ける事は、難しい感じなので早めに降ろす。

2本目:11時頃 離陸。荒れたサーマルと格闘。続いて出て来る人がいないなか、2900mの雲底に到達。入れ替わり立ち代わり寄せて来る雲底に付かず離れずで、しばらく高度を維持。そのうちハングライダーの人たちも同高度に追いついて来て、雲の間を縫って高速で飛び回り出す。混んで来たので移動しようかと思い始めた時、トッリデセッラに日差しがあるのに気付いて、機首を向ける。リフトよ来いと祈りながら進むと、ありました!ここで3050mまであげ直すものの、また、雲底が押し寄せてくる。少し沖に逃げて、次の目標サスポルドイを目指す。しかし、進まない!ポルドイロープウェイ少し手前の草地に、やっとの思いで不時着。草地には豊かな日差しが降り注いでいるものの、その青空は吹き抜けの風の証。ポルドイとベルバデーラの間を東の向かい風が強く吹くタイミングで、押し戻されながら無理やり飛んでしまったのでした。
仕方ないので、本当は空から眺めたかったサスポルドイを、ロープウェイで観光。コルロデラ定着と思っていたので、ポルドイにあがるのは諦めていましたが、来れて良かった。
その後リフライトのため、ベルバデーラのロープウェイ山頂駅まで1時間ほどのハイキング。これまた、素晴らしい眺望を楽しめる優れた展望台なのでした。
ベルバデーラは、午後に穏やかに飛べるエリアと紹介されているのですが、今日は風が悪かった。大勢のギャラリーの前で、ただ一人何度も失敗して、嫌気が差して来る。時間を見ると16時を回って、ロープウェイで降りる可能性も出て来た。天気は雲が張って来て、強い日差しはもはや期待できない。せめてロープウェイ乗場まで降りようか。無風でフロントテイクオフ。結果的には、これが正解。谷風の弱まった渓谷を飛び切って、問題なくカンピテッロに戻れました。めでたしめでたし。
最終日のフライト、なかなか楽しめました。飛んで帰って来れて、本当に良かった。