2014年3月29日 守門岳(大岳)パラグライダー2014年04月06日






新兵器 Ozone Delta2


 2014年3月29日、守門・大岳から、二分登山口までパラグライダーで飛びました。
主稜線はリッジソアリングできそうな好条件。しかしプレフライトチェックが不十分で、離陸後に着座できず、登山口に直行するフライトでした。
 



保久礼小屋手前からの守門岳

午後からの方が、程好い風の予報なので、ゆっくり目に8時ころ出発。
暖かで雪の緩みが早く、テイクオフで走れるか、ちょっと心配。


守門岳は山スキーでも人気がある

守門・大岳の山頂間近。穏やかな山容の守門岳はスキーヤー、スノーボーダーに大人気。



大岳山頂大斜面の中央から離陸

お昼頃、守門・大岳に到着。

風は南寄り2~6m。時折強く吹くので、セッピから距離をとり、大斜面の中央付近でパラを広げる。

風の強さの変動が大きく、ラインチェックと立ち上げに手間取る。




2回失敗、3回目でやっと離陸


3回目のトライで、13:30ころ離陸成功。しかし、着座できない!

離陸前に荷物の詰め方が雑で、背中が押し出されている感じがあった。一旦雪の上に腰掛けて直ったと思ったのだが、解消していなかった様だ。

座板が背もたれの上に被る、単純ミスが原因。

着座できず、直立姿勢で滑空

リッジを取れる可能性があった主稜線は、もたついている間に通過。もしかしたらトップランディングの練習も出来るかも、と思っていたのに残念。

不慣れな機体(手元に来てから5本目のフライト)なので、無理に着座しようとして揺する事は避けた。アクセルは使えるので、直立姿勢のまま、ランディングに向かう。


守門岳を振り返る

沖から守門岳を振り返る。

離陸直後から高度は取れていたので、間近から主稜線を眺められるはずだったのだが・・・。


ランディング上空

滑空比10upの機体の威力!ランディング上空(駐車場付近)にはかなりの高度を保って到着。



高度処理不足

この辺で着地するつもりだったのですが、高度処理不足で大幅に伸びてしまった。

地形は確認できているので、そのまま駐車場手前まで進入!

駐車場手前まで進入!

今日は、上手くごまかせそうだったのだが・・・


軟雪に足を取られ、ヘッドスライディング

着地で軟雪に足を取られヘッドスライディング!

あれだけスピードを維持できていたら、ピッチコントロールでもっと何とかできただろうと、我ながらに思う。

怪我を防ぐため「着地で雪に足を取られたら、ペンギンになれ」と作っておいたイメージが災いしたか?しかし万歳するペンギンはいない。

Sさん、お騒がせしました!

出発も下山も、ほぼ同着だったSさんTさん、大変お騒がせしました。


リーディングエッジから雪面に叩き付けらてかわいそうな、私の Delta2。刺さったまま潰れないのは、機体剛性の証?

2014年4月12~13日 巻機山 パラグライダー2014年04月20日



2014年4月12~13日、巻機山にビバークフライトのトレーニングに行ってきました。

パラグライダーと宿泊セット1式。山の経験を積むほどに、装備は軽くなると言われていますが、私の荷物は重くなる一方です。

巻機山で飛ぶのは、これで3回目。気分的には慣れ親しんだ場所になってきましたが、狙い通り飛ぶのは、やはり難しいのでした。


井戸尾根登山口からの巻機山


4月12日、登山口林道の除雪は未完で、清水集落から歩いて入山。



巻機山は人気の山スキーエリア

巻機山は山スキー、ボードでも大人気。




今日は北寄り、強めの風


巻機山稜線の風は北北西3~8mくらい

パラの達人なら良いコンディションなのでしょう。



巻機山 山頂 1663m


重荷でよれよれ歩いて、8時間
やっと巻機山頂 1963mに到着



稜線付近で1泊


ビバークフライトの実践を目指して、稜線で1泊。
写真は翌日朝撮影したもの

くたびれ過ぎで、夕景の写真はありません。



テイクファイブを演奏したつもり


明けて4月13日
朝方は風が強く、歩いて降りるのかもと思いました。

笛を吹いて遊びながら、風待ち




ランチャーは巻機山頂の標識がある雪原

10時ころ
巻機山頂の標識がある雪原

ここから斜めに走り、ヌクビ沢方向へ離陸予定

風は北西1~2m
もう少し強くても良かった



穏やかコンディションだったが・・・

穏やかなコンディションで、離陸は楽勝と思われたが・・・

泊まり装備を含む大荷物のパッキングやら、ブレークラインが手に絡んだりで、四苦八苦


11時半過ぎ 離陸成功


ようやく離陸に成功したのは、11時半過ぎ


山頂は最良のトリガーポイントなのですが


最良のトリガー山頂稜線は、素通りしてしまった。

スタートした瞬間から、アグレッシブになるのはとても難しい。



ニセ巻機手前で天狗岩のサーマルにヒット


ニセ巻機手前で、天狗岩のサーマルにヒット

しかし、うまく捕らえることができない。



ニセ巻機の尾根裏を避け、沖から米子沢を渡る


ニセ巻機の尾根裏を避け、西に流してから米子沢を渡る



南北に走る主稜線を目指したい


南北に走る主稜線に寄せたい




支尾根の立ち上がりでリフトに遭遇

支尾根の立ち上がりで、リフトに遭遇

高度獲得を狙ってセンタリング開始

かなり粘ったが、結果的に高度を失ってしまった。


Ozone Delta2


主稜線に寄せる気合が薄れて、ランディングに向かう。

集中力の持続時間が短いのは、今後の課題



威守松山に寄り道


帰りがけに威守松山に寄り道



威守松山上空を通過


リッジリフトを期待したが、穏やか過ぎて皆無だった。


残雪期 降ろせる雪原は豊富


残雪期、降ろせる雪原は豊富


井戸尾根直下の雪原

最初は井戸尾根直下の雪原に行って見たが、シンクとリフトが混在している気配だったので回避


威守松山ふもとに向かう

米子沢を渡って、威守松山ふもとの雪原に向かう



送電線は雪原のすぐ先を渡っている


送電線は、この雪原のすぐ先を渡っている。


確実に降ろしたい。



ソフトランディングだったが


機体性能のおかげで、ごまかしが効いた。

着地はソフトに出来たが・・・

着地は最後まで気を抜かない事!


いつも、詰めが甘い。



着地点から巻機山を振り返る