2011年9月11日 守門岳~大雲沢(パラグライダー)2011年11月02日

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パラ日和の青空

 2011年7月末、新潟県中越地方は豪雨に見舞われました。その影響は魚沼市でも大きく、一時利用できなくなった登山口がいくつもあります。近所の山はいつでも行けると思うため登る機会が減ってしまうものですが、行けないとなると登りたくなって来る!弟にパラのサポートを頼んで、二人で無傷だった大原登山口から守門岳に登って来ました。

守門岳山頂を振り返る

2011年9月11日
 朝6時に大原登山口を出発。大荷物のパラグライダーセットを背負っているので、15分毎に休憩。離陸に備えて、気力・体力を温存して行く。日が昇ってくると、やたらに暑くなって来た。この日の最高気温は、小出で34度。猛烈な残暑。それでも、パラには良い日和だ。サーマルによる小さな積雲を眺めながら、山頂を目指す。
 10時に山頂到着。風は南東2~3m、開けた草地に向かって助走できる良い風だ。順調に飛び立てそうだと思った。腹ごしらえをした後で準備にかかる。十分な広さがあると思った山頂だったが、広げてみるとパラはやはりでかい。しかも石ころにラインがやたらと絡む。でも、ちょいと風をはらませてやれば、ほら・・・。地面に縫い付けられた様に動かないのだった。まるで思い通りには行かず、結局1時間程も山頂の広場を占拠してしまった。居合わせた方々には、大変ご迷惑をおかけいたしました。心からお詫び申し上げます。立ち上げ方法の実験までやって見て、ようやく離陸準備完了。

守門岳・大雲沢上空


 11時39分、山頂から離陸。準備には手間取ったが、本番は一発で決まった。本当は稜線でソアリングして滞空時間を伸ばすもくろみだったが、離陸前のもたつきでそれは頭から抜けてしまった。何度か旋回を入れて景色を楽しみながら、大雲沢の中央を滑空して行く。守門岳は穏やかな印象しかない山だが、上空から眺めると深く刻まれたゴルジュや山腹の雪食痕など豪雪地らしいが地形がはっきりと分かる。とりあえず谷に不時着だけは絶対したくない。
足下はゴルジュ

 11時49分、登山口付近の草地640mに着陸。珍しく上出来な着地でした。後はビールを飲んでお昼寝しながら、弟の下山を待つのみ。

無事着陸

守門岳

2011年11月12日 八海山・テイクオフ下見2011年11月13日

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 11月半ばなのに、何だか暖かい日が続いています。今週は、八海山にパラグライダーを担いで登って来ました。残念ながら天候には恵まれず、飛べませんでした。

八海山テイクオフでの立ち上げテスト

2011年11月12日
 元々くもりの予報ではあったが、思った以上に湿っぽい天気だ。それでも歩き始める前に諦めたんじゃ、チャンスはつかめない。出発時間を少し遅らせて、9時半にロープウェイに乗り込む。

着陸予定地が一瞬見えた

 視界が晴れない中を登って、千本桧小屋には12時過ぎに到着。さらに八つ峰迂回路を通って、テイクオフ予定地に向かう。大荷物を背負っていると、濡れた鎖場はちょっと緊張する。道々お日様が顔をのぞかせて来て、一時着陸予定地の川原まで見渡せた。このまま回復してくれたら、飛べるかも知れない。

強力ヒーター八つ峰とテイクオフの草地

 八つ峰中央の基部にある草地に着いた。岩峰が日差しを受けて美しい。これが強いサーマルを発生させる、八海山の強力ヒーターだ。しかし、雲がまた湧き出して来た。麓は全く見えない。どうも飛ぶのは無理なようだ。せっかくパラを担ぎ上げたので、ライズアップのテストでもして見ようか。

テイクオフの草地

十分な風が入っていない状態でのテストなので、すっきりと立ち上げる事はできなかったが、感触はそう悪くない。ただし、ライズアップした後に走るスペースがない。強めの風で立ち上げた後、少し草地を後戻りしてスペースを作り直す感じで行けば飛べる・・・かな?

何とか飛べそう・・・かな?

年内にもう一回くらいは、チャンスがあるか?

ナナカマドの実・紅葉の季節も終わり


雪化粧2011年11月23日


雪化粧の八海山

 このところの寒さで八海山は雪化粧。八つ峰リッジソアリングの機会は、少し遠のいてしまった様です。

奥志賀高原・岩菅岳

 で、次にパラを担いで登ってみたい思っているのは、奥志賀高原の岩菅岳。今日はせっかくの好天だったのですが、準備不足でランディングの下見だけに終わってしまいました。残念!