2015年3月7~8日 錫杖岳で滝行2015年06月12日



2015年3月7~8日 、錫杖岳にアイスクライミングに行きました。

錫杖岳・前衛壁

氷のラインが美しく形成された、前衛壁 1ルンゼに取り付きました。しかし、スノーシャワーを浴びまくって1ピッチ半で退却。結果はともかく、なかなか楽しい山行でした。


錫杖岳・前衛壁 1ルンゼ 1ピッチ目

岩の要素もあった1ピッチ目

激しいスノーシャワーに負けて退散

激しいスノーシャワー!1ピッチ半で退散

2015年2月21~22日 蔵王・不帰の滝2015年06月12日



2015年2月21日~22日、蔵王澄川の不帰の滝にアイスクライミングに行きました。

蔵王・不帰の滝取り付き

動画は2月22日のクライミングの様子です。グレードはⅣ+くらいと思っていたのですが、撮影した動画をあらためて見るとⅤ-の部分もあったかも。

湾曲した白い氷柱

牙の様に湾曲した、白い氷柱から取り付く(2月22日)

不帰の滝・2段目

不帰の滝の2段目

展望台から不帰の滝・上部

展望台から見た不帰の滝・上部

堅雪の斜面を登って終わりかと思っていたのですがが、ちゃんとアイスクライミングが楽しめました。

2013年2月17日 荒船山・昇天の氷柱2013年06月22日

動画 WMV (Windows 他)

動画 MP4 (スマートフォン 他)


2013年2月17日、OKコンビで、荒船山・昇天の氷柱を登りました。
凍結良好で快適に登れました。
帰り際、環天頂アークというのを見れました。

荒船山・艫岩

昇天の氷柱がある、荒船山・艫岩



昇天の氷柱・1ピッチ目


1ピッチ目 K. リード リーシュレス・フリー



昇天の氷柱・2ピッチ目

2ピッチ目 O. リード リーシュレス・フリー




昇天の氷柱・3ピッチ目

3ピッチ目 K. リード リーシュレス・フリー


昇天の氷柱・4ピッチ目


4ピッチ目 O. リード リーシュレス・フリー



荒船山頂から浅間山方面を望む

荒船山頂から浅間山を望む


環天頂アーク


環天頂アーク

初めて見ました。お日様の位置は、林の下の方。


昇天の氷柱はこの辺りの岩溝にある

昇天の氷柱は、赤い楕円の辺りです。

2013年1月12~13日 小野川・奇美世の滝2013年06月22日

小野川・奇美世の滝 全景


 2013年1月12~13日、OKコンビで小野川・奇美世の滝に行って来ました。
本流の滝はベルグラ状の部分がおっかなそうなので回避。左右両岸の氷壁でトレーニングしました。

 Kには、シーズンインの遅れていた私の特訓に付き合ってもらった感じです。
 用具は今シーズンからリーシュレスに変えました。使い勝手は快適そのもの。でも買ったまま研がずに持っていったので、氷にはじき返されて・・・。

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1月12日

奇美世の滝・本流下部

本流の滝はベルグラ状の部分が、とっても怖そうなので回避。


奇美世の滝・右の氷柱


右の氷柱 (35m Ⅴ級)K. リード リーシュレス・フリー


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1月13日

奇美世の滝・左の氷壁


左の氷壁 (40m Ⅳ級) O. リード リーシュレス・フリー

 簡単そうだと油断したら、上部でスクリューが足りなくなったり、ロープが水に落ちるのを嫌って、一生懸命たぐったら、スタックしたり。
 ロープ回収のため、2回登っちゃいました。






こけた!1

右の氷柱 (35m Ⅴ級) O. リード A0

こけた!5

バテ気味であぶなっかしいと思ってたら、落っこちちゃいました。

こけた!2


 プロテクションをきちんと取っていて、本当に良かった!




2012年2月26日 ブルーファング2012年03月11日

動画(wmv)            動画(mp4)

2012年2月26日、OKコンビで宮城蔵王・濁川の大氷柱『ブルーファング』を登りました。

宮城蔵王濁川 ブルーファングと不帰の滝


2月25日
朝方から雪混じりの天気。早く出かけてテントにこもる時間が長くなるのも何なので、午前中は澄川のスキー場で遊ぶことにした。ひたすら傾斜のゆるいスキー場だが、最上部はほぼコース規制なしで結構楽しめた。

「ついでに昼飯もスキー場で食っていこうか」と聞くと、Kは「里心がつくから、」などと言って行動食を摂っていた。が、私が食堂でハンバーグランチを食っていたら、Kも後から来てケーキを頼んでいる。これは、もちろんデザートなどという甘いものではなく、炭水化物ローディングの一環なのである。

昼過ぎに林道を歩き出した。天気は思ったほど良くならなかったが、ほぼ予定通り2時間ほどで展望台のテン場に着いた。ベースキャンプを設営したら、スキーの疲れが出てきてテントでへたり込みたくなったが、Kにうながされて滝を見に行く。

不帰の滝落ち口の上からブルーファングが見えた。なかなかの迫力だ。取り付きから15mが核心という事だが、中間部も易しいとは到底言えない。私はすっかり圧倒されてしまっていたが、Kはすっかりやる気だ。

氷の発達状態は良さそうだし、雪崩の心配もなさそうだ。天候も大荒れと言うほどじゃない。登らずに帰る理由はひとつもない。明日に備えて早めに寝た。


ブルーファングの取り付きへ

2月26日
5時に目を覚ましゆっくりと準備をして取り付きに向かう。

沢床に降りてブルーファングを眺めると、下部氷柱の中程にかなり大きな亀裂が入っているのが見えた。しかも、3つあるピラーすべてのラインでだ。これは、黄色信号点灯か!しかし、Kは気にする様子もなく取り付きで氷をつつき始めていた。

その事を聞いてみると、ほかの人が登った写真でも、2月はじめに偵察に来た時も、亀裂は入っていたので大丈夫だろうと言う答えだった。私も倒壊するその日が今日ではなかろうと思っていたので、登る準備にかかった。


1ピッチ目(35m Ⅵ リーシュレス) Kunii リード
小雪混じりではあるが、風はなく穏やか。8時50分ころ登攀開始。

ブルーファング1ピッチ目を登るKunii1


Kは最近、上り調子。リーシュレスに完全移行して、ストレスが無くなったのだそうだ。

ブルーファング1ピッチ目を登るKunii2


氷柱の亀裂の幅は、実は50cm程あった。氷のずれる音が時々亀裂から響いてくる。

ブルーファング1ピッチ目を登るKunii3


Kは時折「ハッハッハ~!」と奇声発しながら登って行く。持ち重りのするアックスを製造してくれた、馬鹿力のアメリカ人のイメージで気合を入れているらしい。

ブルーファング1ピッチ目を登るKunii4


1ピッチ目フォロー中、私Oのアイゼンが外れるトラブル!しかし、氷柱部は越えていたので、アイゼンを足首にぶら下げたまま、フリーでフォローできた。落とさなくて、本当に良かった!


2ピッチ目(15m Ⅴ/A0) Ogawa リード

ビレー点でアイゼンを付け直し、両足とも調整ねじを増し締めしてスタート。
調子は悪くなかったのだが・・・

ブルーファング2ピッチ目

弱点をひろって要領よく登高するつもりが、かえって氷の密度の薄い部分にはまってしまう結果になった。行きつ戻りつするうちあっという間にパンプ。わずか15mでピッチを切るはめになり、A0まで付いてしまった。残念!


3ピッチ目(35m Ⅵ- リーシュレス) Kunii リード

Kいわく「氷は一番立った所を、まっすぐ登るのが最も簡単。」

ブルーファング3ピッチ目を登るKujii

その言葉通り、まっすぐ登って行く。

ブルーファング3ピッチ目を登るKujii2

何だか天気が荒れてきた。

ブルーファング3ピッチ目を登るKujii4

「雪は下か~ら 吹き上げて~」 演歌の世界か?


ブルーファング3ピッチ目を登るKujii6


4ピッチ目(15m Ⅳ- リーシュ使用) Ogawa リード

本当は3ピッチで終了のはずだったが、私Oが2ピッチ目を短く切りすぎたので、4ピッチ目ができて再登板。

ブルーファング4ピッチ目

14時50分 登攀終了!

登攀終了!


Kuniiのおかげで、また美しいルートを登ることができました。
2ピッチ目で私がA0を付けてしまったのが玉にキズですが・・・

次からは、ケーキを食って上手に登るぞ~!



2012年2月19日相沢奥壁2012年03月11日

今週も西上州。2月19日は相沢奥壁の大滝とエイプリルフール(左)を登りました。

相沢奥壁の大滝前でのんびり準備していたら、後から来た人たちの声が聞こえて来た。取り付きの人数は見る見る間に増えて30人近くになる。さすが関東の人気ルートだ。先についていたので最初に大滝を登らせてもらう。


相沢奥壁・大滝を登るKunii


Kリードでスタート。中間部がちょっと悪そうに見えたが、何の問題もなく登ってしまった。完全にリーシュレススタイルに変えてから、Kは上り調子だ。ピッチが長く、アンカーを外してビレイ位置を前進。私Oがフォローして終了。

大混雑でどうしたものかと思ったが、まだ帰るにはちょっと早すぎる。山形から来た方にブルーファングの情報を頂いたり、氷をつついて遊んだりしながら順番を待ってエイプリルフール(左)も登った。

エイプリルフール(左右の滝)

1ピッチ目(O)、2ピッチ目(K)、3ピッチ目(O)


エイプリルフール(右)は薄い氷の厳しそうなルート。来シーズン、良いコンディションを当てられたら。


エイプリルフール(左)

帰り道、登山道の凍り方がわかりにくく、何度もこけながら帰った。

2012年2月12日 犬殺しの滝2012年03月10日

2月12日は危険そうな名前の付いた氷瀑 『犬殺しの滝』 を登りました。

林道アプローチが良くわからず、邪魔にならなそうな橋のたもとに車を停め、相当な距離を歩く覚悟で出発した。が、何歩も行かぬうち『犬殺しの滝』はその橋のちょっと上流に見えているのに気づく。

林道から望む犬殺しの滝

すぐそばに見えた割りに、けっこう歩いた気がするころ、取り付きに到着。
垂直のピラーがなかなか壮観だ。

西上州相沢 犬殺しの滝

私Oは、易しい『仔犬殺しの滝』1ピッチ目でウォームアップ。Kは『犬殺し』に集中したいということだったので、2ピッチ目は割愛した。

さあ、本番!
集中力を高めていたKuniiが『犬殺しの滝』1ピッチ目のピラーに取り付いた。

犬殺しの滝を登るKunii1


リーシュレス・フリーのスタイルで慎重に登高して行く。

犬殺しの滝を登るKunii2

厳しさが募るピラーの上部に差し掛かったころ、十数人のクライマーが取り付きに上がってきた。
犬殺しの滝を登るKunii3


集中力が途切れないかと思ったが、無用な心配だった。Kはピラーを乗り越え、視界の外へ消えて行った。


犬殺しの滝を登るKunii4


私Oもよれよれな事を言いつつフリーで1ピッチ目をフォロー。易しい2ピッチ目をリード。
クリアに登れて、晴れ晴れした気分でクライミングを終えたのだった。

西上州は今日も1日良いお天気。アイスクライミングってこんなに快適でよかったけ?